Goat Boy/Struggle For Power
音はBad ReligionとRancidにKrupted Peasant Farmerzを足して尚ショボくさせたような感じ。
レーベル的にはBorn Against meets Propagandhi推ししてたみたい。
ラフな曲に合わないやけに引き込むギターに、ビチビチ声のボーカルとぬったりとした声のボーカルがぶつかり合ってカッコいい。
特にビチビチ声がメインの2曲はかなりカッコいい。
他にもいくつか音源が出てるみたいだけど、これ以外自分は未聴。
Dead Beatのリリースはある時を境になぜかガレージ?っぽくなったけど、初期のリリースはツボを押さえたメロディックパンクで素晴らしい。
The Q Factor/Self Title
Fuel〜Ebullition周辺の人脈っぽい(自分は疎いので曖昧ですが…)メンバーによる、Screaching WeaselとMinor Threatを合わせたようなポップなさわりもあるハードコアバンド。
初めて知ったのはThis Is My Fistのカバーで、その後ユニオンでシングルを購入したのを覚えている。
そのカバーもされたLove 収録の唯一の単独音源がこちら。
コロコロと軽い演奏に少年声のハイトーンボーカルが一生懸命に歌っているのが印象的。
ファストコアでなければ、メロディックでもない不思議なポップ感と、要所でのシリアスな感じが◎。
派手でも、革新的でもないけど、それでいいのだ。
Man Afraid〜Action patrol〜This Is My Fistとかが好きな人は絶対聴いた方がいいバンド。
Tin Armor/Holy Moley//Flesh!
Art Of The Undergroundのシングルシリーズは全て聴いたわけではないけれど、それでもこの作品はAOTUの中でもっとも出来がよく、且つバンドのキャリアの中でも最高の二曲だって自分は思っている。
Smoking Popes〜Weakerthansのような、明らかにエモの潮流から漏れ落ちたその音は、インディーロックというにはパンキッシュで、でもポップパンクというにはあまりに泣きすぎている印象。
弱々しいキーボードに、泣き出しそうなギター、誠実なボーカルと、派手さ皆無な展開がたまらない。
これ以降はセルフリリースにこだわっているのかな?音楽的にもよりロックっぽくなってしまう(しかも無名具合も加速していく)のでこの音源を期待すると肩透かしかも。
余談だけど、彼らの正統フォロワーは、UKのHoly Pintoだと勝手に思っている。特に曲の良さの割に知名度が全くないところ。