Tin Armor/Holy Moley//Flesh!
Art Of The Undergroundのシングルシリーズは全て聴いたわけではないけれど、それでもこの作品はAOTUの中でもっとも出来がよく、且つバンドのキャリアの中でも最高の二曲だって自分は思っている。
Smoking Popes〜Weakerthansのような、明らかにエモの潮流から漏れ落ちたその音は、インディーロックというにはパンキッシュで、でもポップパンクというにはあまりに泣きすぎている印象。
弱々しいキーボードに、泣き出しそうなギター、誠実なボーカルと、派手さ皆無な展開がたまらない。
これ以降はセルフリリースにこだわっているのかな?音楽的にもよりロックっぽくなってしまう(しかも無名具合も加速していく)のでこの音源を期待すると肩透かしかも。
余談だけど、彼らの正統フォロワーは、UKのHoly Pintoだと勝手に思っている。特に曲の良さの割に知名度が全くないところ。